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#31 “電GO!”リアル編・・・ [ゲーム]

近、自分の中でブーム的になっているのが『前面展望』というジャンルの動画を観ること。
 これは鉄道の先頭車両から見る前の景色を楽しむもので、以前から公式にDVDなどの形で制作・発売されてもいるあたり世の中的にも需要や人気さが伺える。いまはYouTubeなどで配信する人も増え、それを個人で撮影・投稿したものが沢山あるっていうのも極自然な流れかもしれない。

 流石に、アマチュアの映像は既述の売っているものと違い車内から普通にカメラを回しているので景色の見える部分が小さかったり音の感じも良し悪しの幅が大きかったりするけど――それでも、その“生”な雰囲気。特にアナウンスや乗客の話し声とかは、かなりリアル。まるで本当に、その電車に乗っているかのような気分を感じられる。そういう部分は製品として創られている作品ではカットされているでしょうし、まあ双方にはそれぞれ魅力も欠点もあるってことなのかな。
 作者によっては編集も凝っていて、駅名や豆知識風なテロップを表示するなどコレはもうある種のエンターテインメントと呼んでもいい気さえする。

電車でGO! FINAL
 電車でエンターテインメントといえば、有名なのは勿論『電車でGO!』。自分もプレステで初代と2が出た頃は正に“はまる”という言葉がピッタリなくらいにやりまくっていた。
 残念ながら2004年、FINALと付けられたバージョンをもってシリーズに一旦ピリオドが打たれたが……でも、この作品は常に向上し続け行けるところまでは行ったと思うし変に「要望に応えて~」みたいな流れで続けられ結局グダるよりかは「終わりと言ったら、終わり!」とキッパリハッキリしている方が個人的にはいいと思うので、そうした部分でも電GOシリーズは最後まで共感を持てた。

 2の攻略本に載っていたプロジェクト・リーダー齋藤 晃さんのインタビューで、このゲームを開発していた当時タイトー社内では「電車のゲームなんてつくっているのw」という感じでバカにするような目で見られていたという話をしていたのも印象に残っている。学校でも会社でも、そういう人間いるよなーって感じ。で、そういう輩ほど成功するとかした後コロッと態度を変えるんだよな! 最初からうまくいくと思っていた、とか都合のいいことを言って。
 他者の努力を嗤うくせに後になって掌返すような奴らって生物的に一番信用ならないタイプだと思う。

 何れにせよ、そうした妨げも一蹴するくらいに普通では絶対に味わえない“電車を運転する”ということをゲームという形でエンターテインメント化し多くの人のツボを突いた(ある意味「夢を叶えた」と言っても過言ではないかもしれない)この『電車でGO!』という作品は本当に偉大だなと思う。
 元々子供の頃から電車とか好きだったけど、このゲームと出合えたことで更に鉄道というものの魅力や詳しいことを知れたし創り手の鉄道に対する愛やパワーのすごさ、世に出るまでの苦労とか数多くのことを学べて大袈裟かもしれないが「夢に対して諦めないこと」の大事さを教えてもらった気がする。本当に「素晴らしい時間を、ありがとうございました!」と改めて感謝。自分も、そういうモノづくりができるようになりたいなー。



 最近ニコニコで発見したツボな動画がコチラ。
 あの“電GO!”はココから始まった、というイメージが強い山陰本線の亀岡~京都の実写映像。画面がモノクロであるとか惜しい点はあれど、それでもタグに付いている通り“貴重映像”であるのは確か。この動画を観ると「結構、区間短くされているんだ?」といったゲームにする上での諸々が判り、なかなか興味深い。

 ちなみに映像内でも工事の様子が写り、かつコメントでも指摘があるように現在は山陰本線は新たなルートに変わっているようで。
 調べてみると、いまは『嵯峨野観光線』となりトロッコが走っているとのこと。でもゲームでも再現されていたように、とても景色が美しい路線だったので違った形であっても消えずに活かされたというのは純粋に素晴らしいことだなと感じる。
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